横浜サウンドスケープ 2007 春
日時:4月28日(土) - 4月30日(月)
会場:横浜アーバンラボ

ゴールデンウィークの3日間に渡って開催された、1/1000の縮尺の横浜の都市模型を使ったサウンド・インスタレーション。
その仕組みを横浜スタジアムに光を当てた場合を例に説明します。
1. 都市模型内の横浜スタジアムをペンライトで照らします。(ペンライトの光の中に、精巧に作られた横浜スタジアムの模型がぼんやりと浮かび上がります。)
2.天井に設置されたウェブ・カメラが、ペンライトの光に含まれる赤外線を感知します。
3.その位置情報をPCが認識します。
4. 登録された横浜の地図と照合し、その場所が横浜スタジアムであることを特定すると、そこで実際に録音された試合中の歓声がスピーカーから流れます。
PC内部に登録された横浜の地図。フィールドレコーディングした箇所をマーキングで示す。全部で70カ所以上の場所で録音した。
無指向性(空間全体に音が広がる)スピーカーの音響により、自分が実際にその場にいるような臨場感を味わうことができます。
(株)田口製作所提供の円筒状の無指向性スピーカー。都市模型の四隅に配置されており、臨場感のあるサウンドを演出する。
このように都市模型に光を当てるとその場の音が流れ出すという不思議なシステムに、訪れた方は大変関心を持たれ、多くの方が長い時間鑑賞されました。また、音だけでなく、ペンライトで照らして見る都市模型の精巧さにも感心されていました。
見るだけでなく、作品の仕組みをスタッフに熱心に尋ねたり、もっとこうすれば面白いのでは、とアイディアを提案される方もいました。
多くの方が興味深く模型を眺めていました。
そのようなお客様の姿を見て、ディレクション/プログラム設計を担当された徳井直生氏も、「たくさんの人達に楽しんでいただき、とても良かったです。この作品を通して横浜の魅力に触れる機会の手助けになったのであれば、光栄です。」と語っておられました。
作業中の徳井直生氏。
3日間の来場者は約400人。幅広い年齢層の方々に足を運んでいただきました。その中には、リピーターとして、近所の方や家族の方を連れて来ていただいた横浜在住の方もいました。
細部にわたって作りこまれた都市模型、徳井氏のアーティスティックなセンスと絶妙なプログラミング、フィールドレコーディングした音を臨場感を持って提供するスピーカー、未知なるものに対するお客様の好奇心、そして「横浜」が持つ独自の空気・・・すべてが一体となって成立したアート・コミュニケーション・イベントでした。
記録映像
イベントの模様と作品の仕組みを収めた映像です。下のボタンをクリックし、ご覧ください。
|
|
※推奨環境:映像はFLV(Flash Video)形式です。ご覧いただくには、Macromedia Flash Player が必要です。
※Internet Explorer(IE) for Mac では、ご覧いただくことができません。Macの方は、SafariもしくはFirefoxのご利用を推奨いたします。
徳井 直生 (とくい なお)
国際メディア研究財団 研究員
2004年 東京大学工学系研究科博士課程修了 工学博士
生成的アルゴリズムとコンピュータ-ヒューマンインタラクションをキーワードに、音/音楽と人間の新しい関係性を探る。
ポストエレクトロニカ的なクラブミュージックのDJ/プロデューサーとしても活動中。
ウェブサイト:http://www.naotokui.com/